Tube Amp Repair 
真空管アンプの修理

Tube Amp Repair 真空管アンプの修理

当店の修理モットー 極上の修理を目指して

基本は、今現在有る(出回っている)真空管を使い修理します。

  1. 出力管の選択とともにバイアス調整(バイアス電流)・音質には細心の注意を払う
  2. PRE管の選択(現在使用管の動作・音色の良・否)
  3. 何故部品が故障したかを突き止める。
  4. 現場で安心して使用可能なこと
  5. 目標:再修理を出さない
  6. 部品の交換は状況にもよるが、最小限度にする
  7. 修理明細(部品交換の理由)は明確にする

※ NOS管が必要の際はご相談下さい。


ご依頼の際の注意事項及び修理手順

  1. 送料は、往復ご負担願います。
  2. 修理品の症状は、故障前後の詳細を教えてください。送られる前に一度メールを下さい。症状の詳細をお聞きします。
    また、オークション等で購入された製品か、今まで使用されていたものかも教えてください。(ここ最近ですが、オークション等で購入されたものは複雑な故障が多くなってきている実例があるため)
    お預かりしました修理品の中には、万が一修理不能の場合、返却となりますのでご了承下さい。
  3. 御見積もりは、1〜2週間前後を目安にして下さい(但し、修理の内容・個体差にもよりますので予めご了承下さい。修理の混み具合・個体差によっては1~2週間よりも大幅に遅れる場合もあります)
  4. お見積もり後、修理に着手します。
    アンプの性質上、新たに不良や劣化が見つかった場合、交換パーツ・技術料が変更になる場合がありますので、その場合には追加見積もりを出させていただきます。
    また、修理代総額の中で「パーツ代」「技術料」の内訳が変更になる場合もあります。予めご了承下さい。
  5. 修理完了後、メールにて金額を御連絡致しますので、当社まで送金願います。確認次第、メールにて発送日をご連絡させて頂きます。
  6. 見積もりは作業を進めながら行いますので、修理中止の場合は見積額の50パーセントの審査料が掛かりますのご了承下さい。

保証に関して

同一箇所による再修理に関して、3ヶ月の保証を致します。
但し、トランス類・スピーカー・当店で交換していない真空管・寿命・劣化によるパーツ等、明らかに修理後改造等行った場合、自然災害・落下等の場合の保障は有りませんので予めご了承下さい。
当店からお客様への送料は当店で負担いたします。


真空管アンプの簡単なチェック方法

下記のチェックをする前に、アンプ本体(上面・側面等)を手で軽く叩いてみて何らかの異音が出るようでしたら明らかに故障しています。
(通常は出ることはありません)

1・Pre管のチェック

  1. 軽く指でたたいてみてください。「コンコン・カンカン」という音がする場合はPre管の交換が必要です。
  2. 「ガリ」とか「ガガー・バリバリ」という音がする場合は、主にPre管の脚が酸化している可能性が有りますので、紙やすりやワイヤーブラシ等で磨き、接点復活剤等で脚をコーティングを試してください。直らない場合はPre管ソケット不良等が考えられます。
  3. 似たような症状で、「ザザー」「ブツブツ」等、不定期な雑音が出る場合は(プリ管は異常ないと判断できた場合:新品でも稀に不良はあります)プリ基板が悪いことが考えられます。
    (半田錆やワイヤリング関係を要チェック:特にFender等の年代物アンプは少なくない)
  4. GAINが低下した・音が小さい場合(元気が無い)
    手っ取り早いのは、同様の球と交換して比較してみてください。

2・出力管のチェック

出力管も同様に指で軽くたたいてやるとバリとかぼんぼん(低音)とか異音が出る場合は寿命の可能性大です。
(交換した時期を目盛っておくのも大事)
Vox AC-30等に使用されているEL-84は(使用時間にもよるが)1年前後で交換が必要です。


バイアスの調整及び方法

当店のバイアス調整方法ですが、単に出力管を交換してバイアスを計りながら調整するだけではありません。
当たり前ですが、アンプの出力波形・出力測定は当然します。(オシロスコープで観察すること、実際に音出しをすることでアンプの状態が一目瞭然に分かります。)
場合によってはドライブ管のGainチェック・動作不良のチェックもします。
他に、バイアス回路の電解コンデンサー、カップリングコンデンサー、出力管のソケットの接触不良・電極間の汚れ等のチェックと当然アンプのAC入力電圧が何Vがベストかをチェックしてお出ししています。
(OLDのアンプ等は、出力管のソケットやバイアスの電解コンデンサーは交換したほうが良いです。その時は問題がなくても半年過ぎて等再度、出力管が不良になることも有ります)

1本何万円もするような出力管や高級なNOS管等は、更に細やかなチェックをしないと大変なことになってしまいます。
バイアス調整自体は慣れれば簡単なことかもしれませんが、より良い質の高いサウンドの提供とともに、極力出力管を長く持たせられるかどうかは、要所要所のチェックと少しの経験が必要と思います。

出力管の交換は自分ではやらない事!:高価な球を壊す可能性がある為
(出力管交換の際は、バイアスキング等使用するのも一つの方法です)


音が時々大小する場合

製品・仕様にもよるがSend - Return、Headphoneジャックが付いている機種は真新しいうちは良いですが経年変化により、接触不良・音が大小したり・歪んだりする事があります。
接点復活剤等でクリーニングするか交換すると更に良いです。


修理実績 これまでの修理例

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